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こちらの記事では、
- クエン酸が疲れを取るのは嘘か本当か?
ということについて検証します。
結論は、
- クエン酸だけでは疲労回復効果は期待するほど望めない!
- ビタミンB群を一緒に摂ること!
以下順番に解説いたします。
クエン酸の働き
クエン酸とは
クエン酸とは、レモンやグレープフルーツなどの柑橘類や梅干しなどに含まれる酸味(酸っぱい成分)のことです。
エネルギーを生み出す効果がある他、アルカリ性の汚れを落としてくれるので掃除用品としても使われます。
クエン酸はエネルギーを生み出す
ヒトの生体内でエネルギーが生み出される仕組みの1つに、クエン酸回路(TCA回路)があります。
ブドウ糖やたんぱく質をエネルギー源に変える働きがあります。
クエン酸を摂ることで疲れが取れるように思えるのは、実はエネルギーを生み出すからではないか?という考え方もあります。
クエン酸では疲れが取れない!?
主に運動や筋トレ後の身体には乳酸が蓄積されています。
この乳酸が身体の疲労の原因だとされていました。
クエン酸は乳酸を分解して代謝を良くする働きがあるため、「クエン酸が疲れを取る」という説が広まったようです。
ただし近年の研究では、乳酸は疲労物質ではないという報告もあります。
国立健康・栄養研究所によれば、クエン酸の有効性について、
俗に、「疲労回復によい」「筋肉や神経の疲労予防によい」「ダイエット効果がある」「痛風に効果がある」などと言われているが、ヒトでの有効性については、信頼できる十分なデータが見当たらない。
としています。
疲労回復にはビタミンB群が必要!
クエン酸は主にエネルギーを生産するために機能します。
クエン酸だけでは疲労回復効果が期待したほど望めません。
クエン酸のエネルギー代謝効果を大幅にUPさせてくれるのが、実はビタミンB群です!
したがって、クエン酸だけでなくビタミンB群を一緒に摂ることで疲労回復に大きく役に立つことになります。
クエン酸の摂り方
クエン酸の1日に必要な摂取量については、特に定められている訳ではありません。
取り過ぎによる健康への懸念についても特別な注意喚起がされている訳ではありませんが、国立健康・栄養研究所によれば、
「まれに下痢、吐き気などの胃腸障害や外用剤としての使用で日光や紫外線による過敏症が起こることがあるため注意が必要である」
としています。
実際に摂取する場合には、サプリよりも普段の食事またはクエン酸結晶を求める方がいいでしょう。
クエン酸結晶はAmazonなどで簡単に手に入ります。
ただしクエン酸は水に溶かすと酸味が強くなって飲みにくくなります。
ビタミンB群の摂り方
ビタミンB群は主に野菜や果物から摂取できます。
一番手っ取り早いのはサプリを利用することです。
近くのドラッグストアまたはAmazonで容易に入手することができます。
まとめ
以上、クエン酸が疲労回復に効果があるのは嘘か本当か?ということについてご説明いたしました。
クエン酸はエネルギー源を生み出しますので、身体が元気を取り戻すという意味では疲労回復効果の一助を担っています。
しかしクエン酸だけでは思ったほど疲労回復効果が望めません。
クエン酸のエネルギー代謝効果を高めるビタミンB群を一緒に摂ることで、効果的な疲労回復効果が期待できると言えます。
ご参考になれば幸いです。
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