ご訪問ありがとうございます。
こちらの記事では、
- ウーバーイーツの配送料定額サービス「Eatパス」導入によるデメリットとは?
というテーマでお話しさせていただきます。
先に結論から申し上げます。
- 一番考えられる大きなデメリットとは、配達が遅くなる可能性があるということ!
本題に入る前に、少しだけ自己紹介させてください。
- Lisung(リースン)と申します。
- 大阪で副業として2019年9月よりウーバーイーツの配達員をやっています。
- 副業ウーバーイーツで月10万円以上稼いでいます。
- 配達回数は2020年8月時点で1400回を超えています。
- 配達員としての評価は多少変動がありますが、概ね97%以上を維持できています。
- サービス業を20年、お客様相談室でのオペレーターを5年経験しています。
- 人の気持ちに敏感なところが強みでもあり弱みでもあります。
こちらの記事を書いているのは・・・
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、Eatsパス導入によるメリットも踏まえた上で順番にご説明いたします。
Eatsパスとは?
「Eatsパス」とは、2020年8月6日から始まったウーバーイーツの利用者向けの新しいサービスのことです。
「Eatsパス」を導入することで、月額980円固定で何度注文しても配送料が無料になります。
1回の注文金額の合計が1200円以上の注文が対象となります。
1200円以下は対象にはならず、配送料がかかります。
サービス料は対象外であり、「Eatsパス」利用の有無に関わらず別途支払う必要があります。
利用者側のメリットとデメリット
まずは利用者側のメリットとデメリットについてご説明いたします。
利用者側のメリット
「Eatsパス」を導入することによって、配送料を毎月一定額(980円)に抑えることができます。
ウーバーイーツを毎月利用する方で、月に合計980円以上の配送手数料を今までも、そしてこれからも支払う予定のある方は手数料を節約できることになります。
また、例えば前から気になっていたお店があったとして、配送料が高いからと注文するのを諦めていたお店があるかもしれません。
しかし980円の定額になったことで、注文するにあたっての壁が低くなり、遠方のお店にも気兼ねなく注文することができるようになります。
利用者側のデメリット
1回の注文合計が1200円以下の場合は対象外になるため、そこまで注文しないという方は必要ないと思うかもしれません。
いつも近くのお店でしか注文してないという方なら、1回の注文あたりの配送料が200円未満という場合もあるでしょう。
その場合、月に4回利用しても800円いくかいかないかということになりますので、「Eatsパス」を導入するメリットはないでしょう。
また、「Eatsパス」を導入するメリットとして、遠方のお店でも気兼ねなく注文できるという点を挙げました。
実はこちらがデメリットになる場合があります。
まず、遠いお店で注文すると、当然ですが配達に時間がかかります。
配達員がどれだけ保温・保冷に努めていたとしても、配達距離が長くなれば料理はどんどん劣化してしまいます。
ラーメンはのびる、スープは冷める、アイスクリームは溶けるなどの点に注意が必要です。
特に生ものを長距離配達することで、料理が痛んで食中毒の原因になりますので要注意です。
配達が遅くなる要因のもう1つが、レストランへの注文が殺到してさばききれなくなることです。
その結果商品の準備が遅れることにより、配達遅延になる可能性が十分に考えられます。
レストラン側のメリット・デメリット
次にレストラン側の目線で見たメリットとデメリットについてご説明いたします。
レストラン側のメリット
「Eatsパス」導入により、利用者からの注文が増えることが予想されます。
これにより大幅な売り上げUPが期待できます。
ここ最近さらに新型コロナウイルスの感染者が増えてきていることにより、自宅へのデリバリーの要望は減るどころかますます増えていくことでしょう。
レストラン側のデメリット
こちらは主にレストラン側の稼働力にもよりますが、利用者からの注文が殺到する時間帯だと、注文がさばききれない可能性が生じます。
特に店内オーダーの量が多い場合、ウーバーイーツの注文にまで手が回らず配達員到着まで料理の作成が間に合わないこともあります。
【マクドナルドの注文が多すぎてパンクしている例】
なにこれー(・Д・)
千歳船橋Ⓜ️ pic.twitter.com/UHj3f5KBcY
— かずやUber eats🛵 (@niu_qd) August 8, 2020
また、遠方のお客さんからの注文が多くなれば、配達員に支払う配達料がかさんでしまいます。
「Eatsパス」導入により間違いなく負担がかなり増えるのはレストランです。
配達員側のメリット・デメリット
最後に、配達員側目線で見た「Eatsパス」導入によるメリット・デメリットをご説明いたします。
配達員側のメリット
ウーバーイーツ利用者からの注文が増えることにより、リクエストが受けやすくなります。
その結果、毎日の売り上げが上がることが期待できます。
配達員側のデメリット
利用者からの注文が増え、レストランで注文がさばききれなくなると、レストランでの待ち時間が増えるでしょう。
また、遠方からのお客さんからの注文が増えることにより、ロングドロップが多くなることが予想されます。
その結果、単位時間あたりにこなせる件数が少なくなり、クエスト達成が難しくなる場合もあるでしょう。
今日結構ロング増えたって投稿見てたけど、サブスクの影響かね?
今まで配達料500円とかで高くて注文してなかったお店とかを気軽に注文出来るようになったからかね??
これは今までよりも長距離砲増えて件数厳しくなるのでは— 女子大生もどきのよし子@大阪のポンコツ配達員 (@yoshiko_uber555) August 8, 2020
配達距離が長くなれば、それだけ体力も消耗しがちになります。
急いで配達しようと安全運転をおろそかにすれば、事故につながる危険性もあります。
まとめ
以上、利用者側・レストラン側・配達員側それぞれの目線でメリット・デメリットを提示してみました。
すでに動き出した企画ですので、今更Eatsパス導入による不満をぶつけたところでどうにもなりません。
利用者の方は、人気のある遠方のお店に注文をするときは配達遅延が発生する可能性があることにも注意しましょう。
レストランは注文殺到に備えて準備をする必要があります。
配達員の方はロングドロップも多くなりがちなので、長距離配達も想定した上で配達に臨みましょう。
ご参考になれば幸いです。
コメント