ご訪問ありがとうございます。
- ウーバーイーツの注文で食中毒の心配はないの?
- 食中毒対策はどうしてる?
こんな疑問にお答えします。
先に結論から申し上げます。
- 食中毒の責任はお店側にある!
- ただし配達員も保冷バッグを使って保冷対策をするべし!
- できるだけ生鮮食品の長距離配達は避けよう
以下、順番にご説明いたします。
ウーバーイーツで食中毒が起こりやすい事例と原因
ウーバーイーツで食中毒が起こりやすい事例は、主に生ものを配達した時です。
ウーバーイーツで刺身盛り合わせ頼んだらゾンビきた pic.twitter.com/CXjHFJnOZ4
— SEL (@realTradeTrump) August 17, 2020
ウーバーイーツを利用するメリットとして、お店の味を自宅でもそのまま味わえるということが挙げられます。
しかし、刺身などの生ものは本来はフードデリバリーには適していません。
刺身を含む鮮魚の配達は専門の業者が冷凍もしくは冷蔵した状態で配達するものです。
冷凍・冷蔵設備を持たない配達員が刺身などの生鮮食品を配達できるような状態がそもそもおかしいのです。
刺身をウーバーイーツを通して長距離配達で注文するのはかなり大きな健康上のリスクがあります。
やばいうーばーいーつで
配達距離長いやつの
刺身頼んだら色やばくて
普通に食ったら気持ち悪くなってきたから死ぬので一旦お返事まってねごめんなさい( ;꒳; )( ;꒳; )( ;꒳; )( ;꒳; )( ;꒳; )( ;꒳; )( ;꒳; )う— りりちゃんはホームレスです (@RIRIPIPIMI) August 20, 2020
食中毒が起きる原因として考えられるのは、お店側で保冷対策をせずにそのまま配達員に渡している可能性です。
そしてお店から渡された商品を保冷材等を使わず配達用バッグの中に直接入れてしまうと、バッグ内の温度が上昇して雑菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。
生鮮品の食中毒が起こる最も大きな原因は、食品衛生に反した取り扱い、つまり常温放置です!
生魚の表面には腸炎ビブリオ菌が付着していて、4℃以下なら問題ないのですが、15℃以上でかなり活発に繁殖します。
何の保冷もしないで運んだ配達員も悪いかもですが、食中毒対策を一切取っていないお店の責任は重いですよ。
刺身をデリバリー許可しているウーバーも同罪です。
— Lisung@副業ウーバーイーツ大阪配達員&ブロガー (@lisung16) August 20, 2020
厚生労働省の食中毒対策
食中毒対策の基本は、
- 付けない
- 増やさない
- やっつける
です。
厚生労働省のホームページでは、「テイクアウト・デリバリーにおける食中毒予防」と題してデリバリーを扱う飲食店に向けた注意喚起を促しています。
リーフレットの画像は厚生労働省のホームページより引用:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html
この中で注意するべきポイントは、
- 鮮魚介類など生ものの提供は避けましょう
- “半熟”卵や”レア”なお肉の提供は、テイクアウト・デリバリーでは控えましょう
という点です。
刺身などの生鮮食品、半生(はんなま)の食材などはテイクアウト・デリバリーでは「しない方がいい」のです。
ただし、あくまで「避けましょう」「控えましょう」であって、禁止している訳ではありません。
食中毒対策をお店側・配達員側双方でしっかり行うことが非常に重要です。
ウーバーイーツの食中毒対策
ウーバー側の対策
ウーバーイーツの食中毒対策としての、ウーバー側の公式見解は残念ながらありません。
パートナーガイドで述べられているのは「温かいものと冷たいものは分けて運びましょう」ということだけです。
ウーバーはあくまでレストランと注文者、そして配達員とのマッチングをアプリを通して提供するだけの存在であり、食品の衛生面に関しては当事者(主にレストラン側)に委ねられています。
お店側の対策
冷蔵が必要な食品は最低でも保冷剤を同梱する必要があります。
刺身など傷みやすい食材については、例えば氷を詰めた発泡スチロールなどの保冷容器で保存しておくと鮮度を保つことができます。
こちらはお店側で用意する必要があるでしょう。
配達員側の対策
そして配達員側でも保冷剤や保冷バッグを使用しなければなりません。
ノーバッグでの配達は食中毒の原因を自ら引き起こす行為です。
間違いなくアカウント停止になるでしょうし、場合によっては注文者あるいはレストランからも損害賠償を負うことになります。
注文者側の対策
注文者側の食中毒対策としては、
- 配達後なるべく早く食べること(特に置き配に注意!)
- 長距離配達を依頼しないこと
です。
置き配は非対面接触で料理が受け取れるというメリットがありますが、玄関先に料理が放置されることで料理の劣化が始まります。
いくらお店や配達員が保冷対策を徹底していても、注文者が料理を放置してしまっては何の意味もありません。
また、長距離配達は食中毒が起こりやすい原因となります。
保冷対策をお店側と配達員側で十分に行っていても、配達までに30分以上の時間がかかるような距離であれば、料理が痛んでしまう可能性があります。
「Eatsパス」を導入することによって配達料金が定額になり、長距離配達でも気兼ねなく注文できるというメリットはありますが、運ばれてくる料理の質まで保証されているわけではありませんのでご注意ください。
生鮮品の長距離配達への対策
ウーバーイーツでは現状、刺身などの生鮮食品でも長距離配達できる仕様になっています。
(本当はそれもおかしな話ですが)
レストラン側できちんと保冷対策を行っているにも関わらず、配達員が杜撰(ずさん)な食品の取り扱いをしたために食中毒を起こす原因を作ってしまったとなれば、配達員も責任を問われることになるでしょう。
ウーバーイーツの配達では自前(もしくはレンタル)の自転車やバイクで配達する以上、冷蔵・冷凍設備が整っている訳ではありません。
だからといって配達員側として何の対策もせずに、ただお店から渡された商品をそのまま配達していいということにはなりません。
少しでも保冷状態を長く保つために、お店で渡された商品を保冷バッグに入れて運ぶことです。
保冷剤を併用すればなおいいでしょう。
配達員が取れる現状の有効な食中毒対策はそれしかありません。
まとめ
ウーバーイーツで食中毒が起こりやすい事例としては、保温・保冷対策が甘いことです。
長距離配達ならなおさらです。
そもそも刺身などの生もののデリバリーは長距離配達には向いていませんが、禁じられている訳ではありません。
しかし万が一食中毒が起きた場合、主にお店側が責任を負うことになります。
ただし配達員側としても保冷対策は必須です。
注文者としては、料理をすぐに取る、長距離配達の依頼を避けることで食中毒へのリスクを軽減することができます。
安心してウーバーイーツを利用できるよう、徹底した食品衛生管理をおこないましょう!
ご参考になれば幸いです。
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